-K-

たった1日だけど、散々勉強頑張ってと言われ、

うんざりしていたのも事実。



でも別れ際、

「先が短いから、これからの人に頑張ってもらわないと」



そう言われた時、若干涙をこらえた。

書いてる今も、ちょっと無理。



顔を見下ろすのはいつのまにか私だったり

スープが熱いからと冷ますのは私だったり

付いて来てるか確認するのも私だったり



あの頃と立場が逆。

二人には小さい私の姿が、まだ昨日のように浮かぶんだろうな…

色々連れてってもらったけど、覚えてなくて。

幼稚園入る前、入った頃の記憶なんてあるはずないけど、
何だか申し訳なくて。



国試勉強用に参考書買いなと貰った1枚の諭吉さん。

侍の振込みに使わしていただきます…

色々話を聞いてるうちに、
これでもすごく後ろめたくは思ってるんだ。


でも、どうしようもなく金欠なんだもん。。。



低残渣食が必要な祖父に対して何もしてあげられず。

ご飯自分が作るよって一言が言えず、

低残渣って結局何をどう食べればいいのか、具体的に何もわからない。

栄養士の卵として
実習中よりダメダメさを実感しました。



でも、彼等が自分のことを自分と認識してくれて

自宅で好きに生活をし

形あるものを食べている…



少しでもこんな生活が長く続けばな、なんて。。。